保険外の介護サービスで家族の負担を減らす選択肢

離れて暮らす40代の娘がスマホで親の介護について調べているフラットイラスト

【PR】本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。掲載サービスの費用はすべて目安であり、事業者・地域・条件によって異なります。最新の料金・利用条件は各事業者にご確認ください。

「介護保険を使っているけれど、それだけでは足りない部分がある」——。離れて暮らす親のことを心配する40代の多くが、こんな壁にぶつかります。

介護保険はとても大切な制度ですが、カバーできる範囲には制度上の線引きがあります。そこで選択肢として知っておきたいのが、保険外(自費)の介護・生活支援サービスです。

私自身、離れて暮らす親のために「介護保険でできること・できないこと」を一から調べました。調べてわかったのは、保険外サービスをうまく組み合わせることで、親の生活の質を守りながら、遠方に住む子世代の不安をかなり減らせるということ。このページでは、その内容を正直にまとめます。

目次

保険内(介護保険)と保険外(自費)サービス、何が違うのか

まずは基本の整理から。「介護保険」と「自費の介護サービス」は、仕組みも費用の負担も異なります。

介護保険サービス(保険内)保険外サービス(自費)
対象者要介護・要支援認定を受けた人認定の有無にかかわらず誰でも利用可
費用負担原則1〜3割(所得に応じて)全額自己負担(10割)
サービス内容の決まり方ケアマネジャーが作成するケアプランに基づく利用者・家族が自由に選んで依頼できる
対応できる範囲制度で定められた範囲に限定事業者によって柔軟に対応
スポット利用基本的にはケアプランの枠内単発・急な依頼にも対応しやすい

費用面では、保険内のほうが明らかに有利です。しかし、介護保険には制度上「できないこと」があり、そこを補うのが保険外サービスの役割です。

※ 介護保険の自己負担割合・認定区分の詳細は、お住まいの自治体や担当のケアマネジャーにご確認ください。

介護保険ではなぜできないのか——制度の線引きを知る

介護保険の「訪問介護(生活援助)」は、利用者本人の日常生活を支えるためのサービスです。そのため、制度上は次のようなことは対象外とされています(利用できる内容は自治体・ケアマネジャーの判断によっても異なります)。

  • 同居家族のための家事:洗濯・食事作りなど、同居している家族の分はできない
  • 本人の生活スペース以外の掃除:利用者が普段使っていない部屋・客間・庭は対象外
  • 草むしり・庭の手入れ:日常生活の範囲を超えるとみなされる
  • ペットの世話:本人以外のためのサービスに当たる
  • 通院以外の外出付き添い:趣味・買い物・墓参りなどの同行は認められないケースが多い
  • 定められた時間枠を超える支援:ケアプランで決めた時間以上の滞在や、急な延長には対応しにくい
  • 生活援助は同居家族がいると制限される場合がある:同居家族が家事できる状況であれば、保険での生活援助は認められないことも(詳細は自治体・ケアマネジャーへ)

制度の線引きは「利用者本人の自立支援のために必要かどうか」が基準になっています。だからこそ、生活の実態に沿った細かい困りごとには対応しきれないことがあるのです。

こんなとき、保険外サービスが選択肢になる

保険外サービスは「なんでも頼める」わけではありませんが、次のような場面でとくに力を発揮します。

遠方に住む子世代の代わりに、見守り・付き添いをしてほしい

月に1度も帰省できない。でも、親の通院・買い物・外出がうまくできているか心配——。そんなとき、保険外の付き添いサービスや生活支援サービスを使えば、スタッフが代わりに同行・見守りを担ってくれます。定期的に訪問してくれることで、親の変化に気づくきっかけにもなります。

ケアマネが組んだケアプランの「枠外」の困りごとがある

「週3回のヘルパー訪問でカバーしきれない部分がある」「介護保険の認定が下りていないが、少しサポートが必要」——こういうケースに、スポット利用や定期訪問を柔軟に組み合わせられるのが保険外サービスの強みです。

退院直後の、一時的に手厚いサポートが必要な時期

骨折や手術の後、退院してすぐは介護保険の認定区分がまだ低いことがあります。そんな過渡期に、保険外サービスを使って手厚いサポートを確保するのは現実的な選択です。

家族の介護疲れを和らげたい(レスパイト)

近くに住む兄弟姉妹が介護を担っている場合、その負担を分散させるために保険外サービスを使うこともできます。「今日だけ数時間、代わりに見ていてほしい」という単発ニーズにも対応しやすいのが特徴です。

24時間365日対応の介護保険外のオーダーメイド介護サービス【イチロウ】

たとえば、保険外の自費訪問介護サービスでは、こうした「介護保険の枠外」の困りごとに、スタッフが柔軟に対応してくれます。対応エリア・料金・対応可能なサービス内容は事業者によって異なりますので、まずは初回相談や問い合わせで確認してみるのがおすすめです。

高齢の女性と自費ヘルパーが自宅のリビングで穏やかに会話する場面

費用の目安と、選ぶときに確認したいポイント

費用の目安(2026年6月時点・事業者によって異なります)

保険外の自費介護・生活支援サービスは、全額自己負担です。費用は事業者・地域・サービス内容によって大きく異なりますが、調べた範囲での目安は以下のとおりです。

費用項目目安(税込)備考
基本料金(時間制)1時間あたり3,000〜7,000円程度事業者・サービス内容・地域により幅がある
最低利用時間1〜2時間が多い事業者によって異なる
交通費実費または定額(例:990円/回)別途かかる場合が多い
当日・急な依頼割増(1.2〜1.4倍程度)になることが多い事業者の規定を要確認
深夜・早朝割増料金が発生するケースあり詳細は事業者へ

上記はあくまで目安です。実際の料金は事業者に直接ご確認ください。

事業者を選ぶときの判断軸

  • 料金体系が明確か:時間単価・交通費・割増ルールがウェブサイトに明記されているか
  • 対応エリアに入っているか:親の自宅がサービス提供エリアか事前に確認
  • スタッフの質・研修体制:介護資格の有無、研修の実施状況を確認する
  • キャンセル規定:急なキャンセルの場合の費用が明示されているか
  • 初回相談・問い合わせ対応:電話やウェブで気軽に相談できるか。初回無料相談があるか
  • 訪問後のレポート:訪問内容を家族に報告してくれる仕組みがあるか(遠方の場合は特に重要)
  • スポット利用の可否:急な単発依頼にも対応できるか

私が「頼むなら」と思う基準は、「料金表がサイトに明示されていること」と「訪問後のレポートがあること」です。遠くにいる分、”何があったかわからない”が一番不安なので。

24時間365日対応の介護保険外のオーダーメイド介護サービス【イチロウ】

イチロウは、保険外(自費)に特化した訪問介護サービスです。介護保険では対応しにくい草むしり・ペットの世話・趣味の外出付き添いなど、幅広い生活支援に対応しています。対応エリア・料金・依頼できる範囲、遠方の家族向けの報告の有無などは、公式サイトでご確認ください(2026年6月時点の情報です。内容は変更される場合があります)。

保険内と保険外の「組み合わせ」が、現実的な解決策

大切なのは、保険内か保険外かの二択ではなく、両方を組み合わせるという発想です。厚生労働省のルールでは、一定の条件のもとで介護保険サービスと保険外サービスを同一事業者が続けて提供することが認められています(保険サービスの終了後に、別契約の保険外サービスを連続して提供するなど)。

たとえば、こんな使い方が考えられます:

  • 介護保険のヘルパーが来る日に、終了後の時間を使って自費で庭の草むしりもしてもらう
  • 通院付き添いは介護保険内でカバーしつつ、病院外での趣味の外出は自費で別途依頼する
  • 週3回のケアプラン内サービスに加え、週末の見守り・話し相手だけ自費でお願いする

ただし、保険内と保険外のサービスを同時・一体的に提供することはできないなど、制度上のルールがあります。組み合わせの具体的な方法は、担当のケアマネジャーに相談しながら決めることをおすすめします。

また、見守りを強化したい場合は、自費の訪問サービスと並行して、遠隔の見守り機器を活用するという方法もあります。

高齢者見守りサービスおすすめ12社比較では、GPS・カメラ・センサーなど様々な見守りサービスを比較しています。保険外サービスと組み合わせて使える選択肢として、ぜひ参考にしてみてください。

→ 親の生活を支える選択肢として、親への家事代行サービスおすすめ3社比較もあわせてご覧ください。介護認定を受けていない方・保険外サービスの前段階として使いやすいサービスを紹介しています。

よくある質問

Q. 介護認定を受けていなくても保険外サービスは使えますか?

A. はい、使えます。保険外(自費)サービスは要介護・要支援の認定の有無にかかわらず利用できます。「まだ認定は受けていないが、少しサポートが必要」という段階でも依頼できる点が特徴です。

Q. 保険外サービスを使うと、介護保険の内容に影響しますか?

A. 保険外サービスを利用することで介護保険の給付内容が変わることは基本的にありませんが、同一事業者が保険内・保険外を組み合わせて提供する場合には制度上のルールがあります。詳しくは担当のケアマネジャーにご相談ください。

Q. 費用が心配です。助成制度はありますか?

A. 保険外サービスは原則として全額自己負担です。ただし、自治体によっては独自の補助制度や生活支援サービスを提供している場合があります。お住まいの自治体や地域包括支援センターにご確認ください。

Q. 遠方に住んでいますが、親の様子はわかりますか?

A. 事業者によっては、訪問後に家族へのレポートや報告をしてくれるサービスもあります。事業者選びの際に「訪問後の報告体制」を確認することをおすすめします。

Q. 急な依頼や単発でも頼めますか?

A. 事業者によって対応が異なります。スポット・単発に対応している事業者もありますが、当日依頼は割増料金になるケースが多いです。事前に確認しておくと安心です。

Q. 医療行為(たんの吸引・服薬管理など)もお願いできますか?

A. 自費の介護・生活支援サービスは、医療行為には対応できません。たんの吸引・服薬の判断など医療行為が必要な場合は、訪問看護など医療系サービスの利用をご検討ください。担当のケアマネジャーや主治医にご相談ください。

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この記事を書いた人

40代会社員。離れて暮らす高齢の親が心配で、見守りグッズ・宅食サービス・便利家電を片っ端から調べて試しています。専門家ではありませんが、同じ悩みを持つ方の判断材料になればと思い、調べたこと・使ってみた感想を正直に発信中。

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